コラム

「今しか育ちにくい力がある」
ココロン博士の子育てゼミナール

はいはい、みなさんこんにちは。

さて、今日のお話は「今しか育ちにくい力がある」。
子どもの脳には、育ちやすい時期がある。これを臨界期という。

たとえば、セメントを流したばかりの地面は柔らかい。今なら形が作れる。
じゃが、固まったあとでは同じ形を作るのは大変。それと脳は少し似ている。

まだ目が出たばかりの双葉。柔らかい今なら光の方へ自然に伸びる。
しかし、固い幹になってから向きを変えるのは時間がかかってしまう。

これは早く勉強をさせましょうということではない。
算数でもひらがなでもない。大事なのは教え込むことではなく、一緒に見ること。

これを共同注意と言う。

例えば子どもが空を見て「あ!」という。そのとき、スマホを見たまま「そうだね」というのと、一緒に空を見て「ほんとだ!飛行機だね!」というのでは脳の回路が太く育つかが違う。


スーパーで子どもがイチゴを指差ししたとする。そのとき「触らないようにね」というだけで終わるのと、一緒にみて「赤いね、甘そうだね」というのでは脳の神経回路のつながり方が違う。

子どもは“同じものを見てもらえた”とき、安心する。

焦らなくていい。でも今しか育ちにくい力がある。それは一緒に見て一緒に感じる力。
言葉の土台。人との関係の土台。高価な教材はいらん。テレビより、目と目。説明より、共有。

教えるより、一緒に見る。
育てるより、一緒に感じる。

同じものを見ている時間。
「今同じものを感じている」という体験。

子どもの脳は言葉より先に一緒に過ごした時間を覚える。
「子どもは見てもらえた時に育つ」発達は同じものを見て一緒に笑う時間の中で育っていく。

「一緒に!」をたくさん積み重ねていけたらええなぁ。

 

2026年06月19日

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