さて、みなさんは子に、
「好きな子いるの?」
「可愛い子、クラスにいた?」
「カッコいい子、いたらいいね!」
などと言ってはおらんかな?
子の戸惑った様子や照れた表情はとても可愛いもの。
大人も軽い気持ちでプチドキドキを楽しんでおるだけかもしれん。
じゃが、子にとって、大人の反応は、非常に大きな意味を持つ。
遊びの話をしてもあまり関心を持ってもらえないのに、異性の話になると、大人や親はグッと距離を縮めて面白がってくれる。
その反応が嬉しくて、子は「異性の話」をするようになる。
やがて、もっと喜んでもらえる、「ウケのいい話」をするために言動はエスカレートしていく。
そして、「異性の話題=注目される」「モテる=褒められる」という快の回路が脳に刻まれていく。
そのうちに恋バナ(恋愛話)をすること自体が快感となり、「モテること」が自己価値となっていく。
結果、自分の価値を他人の評価によってしか実感できなくなってしまう。
例えば、バレンタイン。
幼い頃に「好きな人を選ぶ」といった体験を重ねると、自分が選ばれない立場になるかもしれないという不安が芽生えやすくなる。
この不安は少しずつ大きくなって、「モテること」にこだわるようになり、やがて恋愛依存体質や承認欲求依存にもつながりやすい。
「好きな子誰?誰にあげる?」はちょっと保留。
「いつもありがとう」の感謝のチョコとして、パパやおじいちゃんでどうじゃろう?
もちろん、子が自発的に「あげたい」と言い出したものならぜんぜんかまわんが。
恋愛は、脳内麻薬”とも言われるほど刺激は強く、ドーパミンが大量に放出され、脳が快感に支配されやすくなる。
本来、子は、年齢相応に「好奇心」「運動」「遊び」「学習」などに興味が向かう。
しかし、早い時期から異性への興味関心といった強い刺激にさらされてしまうと、他事はつまらなくなり、興味関心が持てなくなってしまう。
最初は「親の笑顔が見たい」という純粋な気持ち。
それが、「恋愛やモテること、性的関心を通じてしか心が満たされない」状態となっていく。
人の成長は「内面・心」が育ち、興味や関心が広がり「自分」という存在を作っていくことが先にある。
ところが、「愛されたい」という未成熟な欲求に気づかず、むやみに恋愛に関心を向けるような環境があると、脳の中の多くの力や注意が「異性」へと向けられ、本来の順序は狂う。
そして、「学業」「自己制御」「社会性」といった大切な力が阻害される。
異性や恋愛、性への関心も大切な発達の一部。
ただ、それは、子自身の発達による自然な芽生えが大前提。
生きづらさを抱えることにならんよう、子の恋心には、子に求められたときだけそっとサポートしてやれたらええなぁ。
2026年01月19日
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