コラム

「子どもの脳は大人の脳のミニチュアではない」
ココロン博士の子育てゼミナール

こころんはかせの子育てゼミナール

4月号「子どもの脳は大人の脳のミニチュアではない」

 

はいはい、みなさんこんにちは。

さて、今日のお話は「子どもの脳は大人の脳のミニチュアではない」

子どもの脳は大人とは違い、実行機能と呼ばれる働きがまだ十分に育っておらん。

では、実行機能とはなんじゃろう。

 

実行機能とは、

 

・我慢する
・気持ちを切り替える
・衝動を止める
・順番を考える

といった行動をコントロールする力。

 

心理学者のジャン・ピアジェはこう言った。

「子どもは小さな大人ではない。」

 

子どもは大人と同じように世界を見ているわけではない。

子どもは大人とは違う発達段階の中で世界を理解しておる。

 

たとえばお菓子を買ってもらえなくて床に寝転んで泣く子。

大人は「また今度買えばいい」「別のお菓子でもいい」と考えることができる。

じゃが、子どもにとってはそのお菓子は今この瞬間の世界のすべてのように感じられとることがある。

 

なぜなら子どもの脳はまだ目の前の出来事を中心に世界を理解する時期じゃからじゃ。

子どもの脳はまだ懐中電灯の光で世界を見ている時期。

光が当たっている目の前の出来事だけがとても大きく見える。

一方大人の脳は部屋の照明のようなもの。

周り全体を広く見ることができる。

 

また、子どもの脳はまだ新しいアプリが入っていないスマホのようなもの。

電話はできる。写真も撮れる。

じゃが、地図アプリ。翻訳アプリ。仕事のアプリ。はまだ入っていない。

 

じゃから、できないことがあっても故障しているわけではないんじゃ。

まだアプリが入っておらんだけ。

我慢する、気持ちを切り替える、衝動を止めるそういう機能はこれから入ってくる途中。

「子どもは未熟なのではなくまだインストールの途中。」

わがままなのでもなく、小さな大人でもない。

 

子どもの脳は大人の脳のミニチュアではない。子どもは発達途中の脳。

できるか・できないか”ではなく、“今どの途中にいるのか”で見れたらええなぁ。

 

 

パパママチェック

☐ 子どもには「わかっていてもできない時期」があることを知っていた

☐ 子どもの脳は、大人と同じではないと理解していた

☐ 子どもが感情的になったとき「まだ脳が発達の途中なんだな」と思えていた

☐ 子どもに、大人と同じ判断や我慢を求めすぎていない

☐ 子どもができないことを「ダメなこと」と考えるのではなく「まだインストール途中なんだ」と思える

 

チェックが多かった方は、子どもの発達を理解する視点をすでに持っておられるかもしれません。

 

 

子どもチェック

☐ 悔しいことや悲しいことがあると、気持ちが大きくあふれる

☐ 気持ちの切り替えに時間がかかることがある

☐ 「また今度」と言われても、なかなか納得できないことがある

☐ 注意されても、つい同じことをしてしまうことがある

☐ 目の前の出来事が、とても大きな出来事に感じられる

 

チェックが多かった場合は、子どもの脳が発達途中にある自然な姿かもしれません。

 

2026年04月19日

ココロンはかせの子育てゼミナール

みんなの子育てをココロンはかせが応援!子育てに関するヒントが満載です

カテゴリー

このページの先頭へ戻る